皮膚科
皮膚科は皮膚に起こる炎症を診察・治療します。外からの刺激、体質、それらの複合的な要因が考えられ、症状として、かゆい、痛がゆい、腫れる、赤くなる(変色する)、ブツブツになる、水ぶくれ(小水疱)、硬化する、出来物ができる、など様々です。
細菌、真菌(カビ)、ウイルスによる にきび、伝染性膿痂疹(とびひ)、水虫、爪水虫、脂漏性皮膚炎、毛嚢炎、皮膚カンジダ症、ヘルペス(帯状疱疹・単純疱疹)、伝染性軟属腫(みずいぼ)など
免疫機能の過剰反応など体質的要因 アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、掌蹠膿疱症、尋常性白斑、アレルギー性接触性皮膚炎、蕁麻疹(じんましん)、あせも、脂漏性湿疹、皮脂欠乏性湿疹、貨幣状湿疹、ダニ・ノミ・蚊・猫・植物・金属・食物によるアレルギー性皮膚炎や過敏症など
外部からの強い刺激による 薬剤や化学物質による手湿疹(主婦湿疹)などの かぶれ(刺激性接触皮膚炎)・虫さされ、慢性的な局所刺激による たこ・うおのめ(魚の目)・おむつ皮膚炎、やけど、日光皮膚炎など。
心因性 円形脱毛症。
炎症やかゆみを抑えるのにステロイド外用薬や抗ヒスタミン薬の内服、紫外線療法などがあります。巻き爪(陥入爪)矯正、粉瘤など良性腫瘍の切除、など外科的治療を行っているところもあります。
内科
内科は、循環器・消化器・呼吸器・泌尿器・血液・内分泌・神経など広範な内臓各器官の疾病を、外科的手術によらず治療する医学の一分科です。実際には、発熱・悪寒など体調がすぐれない場合に受診し、特に、息がしにくい・咳が出るなどは呼吸器科、動悸がするときは循環器科、胃腸の調子がすぐれないときは消化器科などと考えられますが、素人の患者さんにはわかりませんので、総合病院などでは担当者に症状を伝え、どの科が適当かを判断してもらいます。
消化器内科
消化器科と胃腸科は、
食道、
胃、
小腸、
大腸などの消化管とそれ以外の
肝臓、
胆のう、
膵臓の疾患を専門的に診療します。
疾患例として、お腹の臓器の悪性疾患(
胃癌、
大腸癌)、
ポリープ、
胃潰瘍、
十二指腸潰瘍、
胃炎、
腸炎、または
肝炎、
肝硬変、
胆石、
膵炎など多様です。
胃・大腸内視鏡、
エコー(超音波検査)、
CT(コンピューター断層撮影)、
MRI(核磁気共鳴映像法)等の検査で診断・治療します。