消化器内科
消化器科と胃腸科は、
食道、
胃、
小腸、
大腸などの消化管とそれ以外の
肝臓、
胆のう、
膵臓の疾患を専門的に診療します。
疾患例として、お腹の臓器の悪性疾患(
胃癌、
大腸癌)、
ポリープ、
胃潰瘍、
十二指腸潰瘍、
胃炎、
腸炎、または
肝炎、
肝硬変、
胆石、
膵炎など多様です。
胃・大腸内視鏡、
エコー(超音波検査)、
CT(コンピューター断層撮影)、
MRI(核磁気共鳴映像法)等の検査で診断・治療します。
内科
内科は、循環器・消化器・呼吸器・泌尿器・血液・内分泌・神経など広範な内臓各器官の疾病を、外科的手術によらず治療する医学の一分科です。実際には、発熱・悪寒など体調がすぐれない場合に受診し、特に、息がしにくい・咳が出るなどは呼吸器科、動悸がするときは循環器科、胃腸の調子がすぐれないときは消化器科などと考えられますが、素人の患者さんにはわかりませんので、総合病院などでは担当者に症状を伝え、どの科が適当かを判断してもらいます。
婦人科
婦人科とは、女性特有の病気全般をあつかう科です。思春期から年輩までの女性を対象としています。
婦人科では、
月経痛や
月経不順、
不正出血、
おりものの異常、
子宮内膜症、
子宮筋腫などを治療します。その他、
避妊相談、
ピル処方(低用量ピル・アフターピル)による生理日変更、
更年期障害、あるいは
中絶手術や
性感染症などにも対応することがあります。
また、
子宮頸がん、
子宮がん、
卵巣がん、
避妊相談(ピルなど)、
性感染症、
骨粗鬆症の治療などを行っています。最近では、子宮脱などの性器脱の手術や
更年期障害に対する
ホルモン補充療法なども行われています。
産婦人科でもこのような症状疾患に対応していますが、
産科もあるため、出産を控える妊婦さんがいらっしゃることから
婦人科のみのクリニックの方が治療を受けやすいことがあります。
乳がん検診や授乳期の乳房のトラブルは、産婦人科でも担当していますが、おっぱい(
乳腺)に関する診断と治療は、一般外科が行っています。
乳腺外科・
乳腺科という乳腺疾患に特化した診療科も増えてきており、おっぱいに何らかの症状がある場合は、一般外科でも乳腺を専門としている医療機関を受診することをお勧めします。