泌尿器科
泌尿器科は、尿を作り排泄する臓器経路(
腎臓、
腎盂、
尿管、
膀胱、
尿道)と男性器の疾患をあつかいます。
泌尿器科の疾患として、女性に多い
膀胱炎、
血尿、
尿路結石、
尿路感染症、高齢男性の
排尿障害、あるいは高齢女性の
尿失禁、そして
前立腺がん、
膀胱がん、
腎がん、精巣腫瘍などの悪性腫瘍があります。また、
慢性腎不全、
急性陰嚢症、
男性不妊(造精障害・インポテンス・
ED)、
前立腺炎、
尿道炎、
包茎の診断と治療も行っています。
近年の欧米化された食生活と長寿社会により、高齢男性の
前立腺がんは増加傾向にあります。ちなみに、泌尿器科は性病科とは異なる科目です。
内科
内科は、循環器・消化器・呼吸器・泌尿器・血液・内分泌・神経など広範な内臓各器官の疾病を、外科的手術によらず治療する医学の一分科です。実際には、発熱・悪寒など体調がすぐれない場合に受診し、特に、息がしにくい・咳が出るなどは呼吸器科、動悸がするときは循環器科、胃腸の調子がすぐれないときは消化器科などと考えられますが、素人の患者さんにはわかりませんので、総合病院などでは担当者に症状を伝え、どの科が適当かを判断してもらいます。
糖尿病内科
糖尿病は、
血糖(ブドウ糖)を下げる膵臓分泌ホルモンの
インスリンが極度に低下し、血中の糖を細胞に取り込めなくなり、血糖が増え、心筋梗塞・脳梗塞・動脈硬化などの
血管障害やさまざまな
合併症を引き起こす慢性疾患です。
肥満むくみ、あるいは食べるのに痩せる、のどの渇き、頻尿、視力低下などが主な症状で、
糖尿病内科では専門的に適切な治療と薬剤処方を行います。総合病院などでは
糖尿病専門医の有資格医師が治療を担当します。
医療機関によってはインスリン(出るホルモン)を他の分泌ホルモンと含めて
内分泌内科として糖尿病診療をするところもあります。