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人口減少とともに高齢化が急激に進行している中で当院は高齢者の医療難民を出さないことに真摯に向き合うことを大きな目標といたしております。その実現のため、地域医療機関、とりわけ市立中央病院の協力も得ながら、救急医療、慢性期医療、透析、リハビリテーション、訪問診療、看護、耳鼻咽喉科領域の嚥下障害、難聴等、患者さんのニーズに対応可能となるべく努力しております。

これまで津軽地域の総合病院に勤務し、消化器疾患を中心とした広い範囲の内科疾患に対する研鑽を積んでまいりました。これまで得た知識や技術を基礎とし、今後はかかりつけ医として、地域の皆様へ質の高い医療・患者さん中心の医療を提供したいと考えております。

大学卒業後、長い間へき地診療に関わってきました。救急医療、慢性疾患の治療、健康教室、学校検診など多くのことを学ぶことができました。これからも、かかりつけ医として、地域の皆様の健康を守っていきたいと思っています。

当院では患者さんを中心に、質の高い専門的なチーム医療を提供します。急性期・亜急性期の病院として医療を担う他、慢性期、高齢者疾患、リハビリテーションへ対応する療養病棟の充実を図り「治し支える医療」を展開します。

青森市民病院は、20診療科、459床の総合病院として、一般診療から救急診療、高度医療まで広く担当しております。「地域医療支援病院」「青森県がん診療連携推進病院」の承認指定を受け「がん診療推進室」を設置し、急性期や重篤な疾患、各種がんに迅速かつ適切な医療を提供することが可能となり、地域医療の充実・発展に取り組んでおります。また、救急医療に対しては24時間体制で臨み、年間2000件を超える救急車を受け入れております。

筋ジストロフィーや神経難病を中心とする神経筋疾患、重症心身障害、結核をはじめとする政策医療、および、地域の一般医療に取り組んでおります。筋ジストロフィーの診療においては青森県の中心的役割を果たし、筋萎縮側索硬化症や多系統萎縮症などの神経難病の慢性期診療に力を入れ、パーキンソン病に対する脳外科的治療も実践しています。医療を要する重症心身障害の患者さまの砦であり、入院治療はもとより通園事業も実施。さらには、発達障害特性を有するお子さまに向けた外来を設けています。