耳鼻咽喉科
耳鼻咽喉科とは、耳・鼻・口・のど・頸部を扱う診療科です。
具体的には、
難聴、
耳鳴、
めまい、
顔面神経麻痺、
反回神経麻痺といった神経疾患から、
中耳炎、
鼻・副鼻腔炎、
扁桃炎、
咽喉頭炎(感冒、かぜ症候群)などの炎症性疾患、
睡眠時無呼吸症候群(
いびき)などの機能的疾患、また
アレルギー性疾患(鼻アレルギー・
花粉症)、さらには口腔(舌・歯肉)、咽頭、喉頭、頸部(唾液腺・甲状腺)、鼻副鼻腔などの腫瘍性疾患(声帯ポリープ・頬部嚢胞・鰓原性嚢胞・上顎がん・舌がん・咽頭がん・喉頭がん・甲状腺がん)などがあります。
アレルギー科
からだの中に細菌やウイルスなどの異物(抗原/
アレルゲン)が侵入すると、それに対抗する物質(抗体)が出きて、体外へ排除しようとする
免疫反応が起きます。この免疫反応が過剰に起こるのが
アレルギーです。
アレルギー疾患は、原因物質が同じでも、人により、眼や鼻、耳、皮膚、気管・気管支、胃腸などに、いろいろな症状を起こします。
気管支喘息、
アトピー性皮膚炎、
アレルギー性鼻炎、
アレルギー性結膜炎、
花粉症、
蕁麻疹、
食物アレルギー、
アナフィラキシーショック、
薬剤アレルギー、
日光アレルギー、
金属アレルギーなど。
内科
内科は、循環器・消化器・呼吸器・泌尿器・血液・内分泌・神経など広範な内臓各器官の疾病を、外科的手術によらず治療する医学の一分科です。実際には、発熱・悪寒など体調がすぐれない場合に受診し、特に、息がしにくい・咳が出るなどは呼吸器科、動悸がするときは循環器科、胃腸の調子がすぐれないときは消化器科などと考えられますが、素人の患者さんにはわかりませんので、総合病院などでは担当者に症状を伝え、どの科が適当かを判断してもらいます。